今年度のメイン展示、特別展・映画「この世界の片隅に」〜すずさんのおうち展が始まりました。
片渕須直監督と浦谷千恵監督補が、博物館の体験講座に参加されたり、館長製作のドキュメンタリー映画「昭和の家事」をご覧になって映画製作の参考にして下さったことから実現した特別展です。
原画展示の方では、生活風景が描かれているシーンを中心とした複製原画と、浦谷さんの精細なスケッチや監督が製作の参考にされた資料類をご紹介。
そして一番のみどころは、お二人が体験された館の講座「昭和くらしの学校」をテーマとして描き下ろして下さった“すずさんの”くらしの学校の水彩画全12点です。
そして一番のみどころは、お二人が体験された館の講座「昭和くらしの学校」をテーマとして描き下ろして下さった“すずさんの”くらしの学校の水彩画全12点です。
再現展示の方では、お茶の間、台所、お座敷にて、道具類を中心に映画の世界を表現しています。
今回、博物館となった小泉家ではこれまでの増改築で失われていた土間も小さく復元しました。
初週から京都や新潟など遠くからの映画ファンもお越し下さり、楽しんで下さっていますが、昨日はなんと早速に、映画の舞台となった広島県呉市の新治市長さんが訪ねて来て下さいました!!
小泉館長は、呉市とは市内にある「入船山記念館」(旧呉鎮守府司令長官官舎(国重要文化財))の修復の際に中の家具とインテリアの室内復元を行ったご縁があります。
そのお話をしたところ、市長さんは「入船山記念館はとても好きな場所で、名刺でも紹介しています。」とのこと。映画もとても応援しておられ、お忙しい仕事の合間を縫って熱心に見て下さっていました。
開始早々の嬉しいお客様でした。
お庭では、すずさんのくらした世界を実際に体感できる展示や体験コーナーもあります。
映画のように、今回の特別展も、片渕監督はじめ多くの方の協力で完成しました。
こちらも改めて深く御礼申し上げます。
小泉家と、山口家(2階で企画展「昭和の子ども展ー山口さんちの子供部屋」も続行中です!)と、北條家と。
小さなおうちに、3つのおうちがひしめきあっている“すずさんのおうち展”に、皆さまぜひ遊びに来て下さい。
(こ)