2018年の最終開館日は、こんな大勢の笑顔で迎えることができました。
特別展関連イベントで、片渕須直監督と浦谷千恵監督補をお迎えしてのトークを12月24日に開催しました。
全国から200名以上の方がご参加下さり、大変盛り上がりました。
超超多忙のお二人は、この日、展示が始まってから初のご見学。
トークでは、前作の制作時から何度も足を運んで下さっていた理由や、映画をつくる際に実際に参考にしたこと(館長がお母さんの“スズさん”を主人公として制作したドキュメンタリー映画「昭和の家事」も少し上映しました)、“くらし”についての思いなどを、それぞれの立場から語って下さいました。
監督は、映画に取り入れたのは資料としてのモノや館長の昭和史研究だけではなく博物館そのものでもあり、「北條家だけでなく、小泉さんちにもまた何度も遊びに来て下さい。」とくくって下さいました。
「“家族”の空気が残る場所」としてとても大切に思っていることを伝えて下さったことに、心から感謝です。
今回のイベントには20名以上のスタッフとボランティアさんが朝から手伝って下さっていました。
この日だけでなく、通常の開館日もボランティアさんや学生さんが特別展を守って下さり、そして2018年も、年間を通して色々な方が色々な方面で(時に差し入れも!)やはり手伝って下さっていたのでした。
2018年は博物館にとって大きな変換期でもありました。
これまでの方針は変わりませんが、長く運営を続けていくために、館長個人からNPO法人が運営する形を取ることになりました。
「この世界の片隅に」はクラウドファンディングで多くの方の支持を集めて完成させた映画と聞いていますが、私たちも、より多くの方が共感して応援して下さるような活動をと思っています。