本日どしゃぶりの博物館。こんな日はおうちでゆっくり読書時間ですね。
コロナのドタバタで紹介できずにおりましたが、今年出版された小泉館長の
著作・監修、関連の本をご紹介します。(こんなに沢山!)
■『ビジュアル 日本の住まいの歴史 全4巻』
小泉和子監修/家具道具室内史学会著/ゆまに書房/各3,080円
古代、中世、近世、近現代の4冊で、日本人のすまいと暮らし方を紹介た渾身の作。
お子さんから読めます。
■『ものと人間の文化史184 掃除道具』
小泉和子・渡辺由美子著/法政大学出版局/3,520円
モノと日本人のつながりを深く掘り下げるシリーズの一つ。
これまで全くなかった‟掃除道具”について歴史的視点から取り上げています。
館にもお越しいただき現在作品を販売している箒職人の吉田慎司さんも登場しています。
■『昭和の子どもとお店屋さん』
高部晴市作・高部雨市詩・小泉和子監修/佼成出版会/1,980円
絵本作家の双子の高部さん兄弟が育った昭和30年代の東京下谷の商店街と子どもたちの
生活を描いた本。当時の風俗についても詳しく解説しています。
■『こんな仕事があったんだ! 昔のお仕事大図鑑』
小泉和子監修/日本図書センター/6,380円
「昔の仕事」が、なぜその時代には必要だったのか、現代にはなぜ残らなかったのか、
そしてどのような仕事に変化していったのかを、豊富なイラストとともにわかりやすく解説。
ロバのパン、バスガール、チンドン屋、髪結い、下宿屋…など、これまでの館の活動にも
関連ある職業が沢山出ています。
■『別冊太陽 戦時下のくらし』
小泉和子監修/平凡社/2,750円
「すずさんのおうち」の展示と片渕監督のインタビューから映画「この世界の片隅に」の
世界を追体験し、豊富な写真とくらしの視点で‟戦争”を読み解いています。
戦後75年だからこそ読んでほしい本。引き続きおススメです!
そして、つい先日出版されたのがこの本。
■『博物館ななめ歩き』
栗原祐司監修・久世番子イラスト/文芸春秋/1,320円
漫画家 久世さんとミュージアムフリーク クリハラさんが訪ねた94館をギュウ詰めにした
博物館愛にあふれた本。知らなかった小さな博物館も紹介されています。
‟フリーク”といいつつ、この栗原さんは現在、京都国立博物館の副館長を務める方。
まだ博物館が始まった頃に訪ねて感激して見て下さって、励ましていただいた覚えがあります。
雨の日にゆっくりどうぞ。
(こ)