2018年03月12日

池袋モンパルナスの画家

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博物館の隣りには洋画家、吉井忠の小さな美術館があります。
昭和のくらし博物館の館長は長年にわたって吉井忠と交流があり、その作品や思想を多くの人に知ってほしいと「画家 吉井忠の部屋」を作りました。
油絵の大作、旅先でのスケッチ、旅日記、芸術論を掲載した雑誌など、小さな部屋に吉井忠の魅力がぎゅっと詰め込まれています。
ひっそりと佇んでいるので気づかない方も多いと思いますが、博物館にお越しの際は、ぜひこちらもお寄りください!

実は今、吉井忠の作品制作の現場、アトリエの映像が見られる展示を豊島区で開催しています。吉井忠は池袋にアトリエを構え、暮らしていました。現在、池袋の豊島区立郷土資料館で開催されている企画展「アトリエのときへ〜10の小宇宙」において、吉井忠アトリエの映像を公開中です。3月25日(日曜)までです。お見逃しなく!

板橋区立美術館では「東京―沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」が開催中です。(4月15日まで)
吉井忠が長年暮らした池袋周辺は、戦前には多くのアトリエ付住宅が立ち並び、日本全国から芸術家志望の若者たちが集まる街でした。詩人山之口獏をはじめ、沖縄出身の芸術家たちも多く暮らしました。東京と沖縄、戦前から戦後の激動の時代に、地域や世代を超えた芸術家たちの交流が興味深いです。吉井忠の作品も展示されています!

吉井は福島県の出身です。
戦後は東北地方を巡って民衆の生活の様子を丹念にスケッチして廻りました。
震災、そしてその後の故郷をもし見ていたら、何を描いたのでしょうか。
若き芸術家たちの夢渦巻いた池袋モンパルナスを、都内3館で同時に体感できる貴重な機会。ぜひそれぞれ廻ってみてください(ち)

吉井2.jpg
posted by showanokurashi-blog at 12:17| Comment(0) | お知らせ
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