2014年05月22日

着物の再生は洗い張りから、その次へ

 昭和のくらし博物館では、前年度「昭和くらしの学校 秋の定期講座」と銘打ち、衣食住に関わる様々な講座を12回連続で行いました。その初回、「着物の再生は洗い張りから」で講師を務めてくださったのは舞台衣装デザイナーの岡本孝子さん。着物をほどいて洗い張りをし、リメイクして舞台に映える豪華な衣装をつくるお仕事をされています。

岡本孝子さん.jpg


 講座当日、岡本さんは、伸子張りの作業に使う、きれいな銘仙をお持ち下さいました。布を水で洗ったのち、伸子を打って糊をつけ、パリッと乾かします。大きな矢絣の模様が昭和のくらし博物館の庭に縦横無尽に張り巡らされ、まるで舞台装置のような様子でした。

講座の様子.jpg


庭の伸子張り.jpg


 講座を終えてその布を岡本さんはお持ち帰りになったのですが、先日ドレスに仕立て直されたというお葉書をくださいました。写真に映るドレスは確かにあの講座で見た矢絣柄。しかし、立体的にカットされ、女優さんがレッドカーペットで着用するような華やかさです、まさかこんな風に大変身するとは!新たな人生を吹きこまれ、活かされた布はとても輝いて見えました。活かす力をつければ、着物でも、食材でも、あらたな可能性や喜びを作りだすことができる。岡本孝子さんの作品を拝見して、そんなことを改めて感じることができたのでした。

ドレス.jpg
posted by showanokurashi-blog at 15:32| Comment(0) | 未分類
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