演目は「コーネルの庭の青い鳥」。
満州からの引揚船の子どもたちや原爆の話の朗読から、漫画家の勝川克志さんの人形劇によるミゼットとモスラの話あり、元はとバスのガイドさんによる「夢の東京はとバスツアー」あり、雑誌『赤い鳥』『銀の鈴』で活躍して広島で没した童話画家・清水良雄の朗読あり。
そして最後は、小泉家の四姉妹が登場する音楽影絵と、ゲスト出演者でチルチルを演じた女優の岩間沙織さんの青い鳥の舞でしめくくり、これまで上演してきた演目を様々に織り交ぜた、一夜限りの夢の劇場となったのでした。
脚本・演出、その他雑用モロモロを担っていたのはシルエットクラブ主催の小松敏さん。
この20年間、博物館の庭の空間を使って人の集う場を作り続け、その間山あり谷ありだった思いに、最後の挨拶では声が詰まる場面もありましたが、その甲斐あって、この日は演者・スタッフとなった友の会の方など、ひさびさに多くの方が集って下さいました。
差し入れとカンパも、近くの方も遠方で来られない方からも沢山頂戴し、寒い11月の庭ながら温かい会となりました。
本当にありがとうございました。
館長は86歳になりました。
「若い方が集まって館を盛り上げて下さるのは、本当に嬉しいこと」と非常に喜んでくれました。
上演後は暖かいおでんの大鍋を囲んでおつかれさま会を。
キャストもスタッフも一緒の手づくりの夢の劇場は終演しましたが、またいつかこんな風にして集まれれば。
友の会・ボランティアの皆様、本当におつかれさまでした!