2019年05月05日

子どもの日に子ども展。企画展「楽しき哀しき昭和の子ども」

階段.jpg

玄関入って急な階段を登ると、企画展「楽しき哀しき昭和の子ども」展を同時開催しています。
昭和に花開いた娯楽やおもちゃなどの子ども文化文化を取り上げる一方で、戦争や貧困で実は大勢の子どもが亡くなっていた事実など、昭和の子どもの明暗二面を取り上げるこの企画展。
子どもの日にぜひご覧いただきたい展示です。

子ども展.JPG

子ども部屋.JPG

文化人形.JPG

ランチ.JPG

企画展示の第二室は“山口さんちの子ども部屋”。
豊島区の一軒のおうちからいただいた母子二代にわたるおもちゃを中心に、家庭の中での子どもの楽しみを紹介しています。
こちらは、「この世界の片隅に」の原作者、こうの史代さんも大尊敬されているという漫画家の高野文子さんの監修&製作展示なのです。(お茶の間の楠公飯も製作!)

harumi.jpg

こちらも見どころたっぷりですので、特別展にどっぷり浸かると、企画展を見る時間が無くなること必須。
どうぞゆっくりお時間取っていらっしゃって下さい。
(こ)
おもちゃ.JPG

談話室には遊べるおもちゃも。
posted by showanokurashi-blog at 11:49| Comment(0) | イベント報告

2019年04月29日

『記憶の中に生きる町』完売しました。

証言.JPG


片渕監督が映画製作の参考にされたということで、多くの方が求めて下さった『証言 記憶の中に生きる町』ですが、
本日完売いたしました。
今のところ再版の予定はないそうですが、この夏には『証言 そこに子どもたちの遊んだ町があった 中島本町・材木町・中島新町・大手町』という新しい証言集を発行されるとのことです。

『消えた町記憶をたどり 絵と証言 森冨茂雄』は、ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会さんにはまだあるそうですので、ご希望の方は直接実行委員会さんへご連絡されるか、または東京近郊の方は、現在映画公開中の「シネマ・チュプキ・タバタ」さんに置いてあるそうですので、映画鑑賞も兼ねてぜひそちらへいらっしゃって下さい。

http://chupki.jpn.org/

実行委員会さんへ直接注文しても送って下さるそうです。


すずバッグ.JPG

本日はご家族連れでもにぎわいました。
すずさんの木口バックを買ってくれたおねえちゃん。
こちらももうすぐ売り切れ間近です!
家族で同じ映画を好きになるって、いいですね。

宮澤さん.JPG

今日は、特別展が始まった昨秋に頑張ってガイドを務めてくれていた元学芸員実習生の子が久々に訪ねてきてくれました。
この4月に無事新社会人になったとのこと!
社会人最初の大切な連休に、しかも大切な初任給で差し入れまで持ってきてくれて、感激しました。
会期中は、一般のお客様からもその土地のおみやげを頂戴することがあり、感謝感激です。
本日は広島と滋賀の方からも…。
“すずさんのおうち”へ里帰りして来て下さったと思い、スタッフ、ボランティアさん一同でありがたくいただいております!
(こ)
posted by showanokurashi-blog at 19:59| Comment(0) | イベント報告

2019年04月27日

「海軍航空隊のまち土浦探検」に行ってきました!

1.JPG

4月21日、「このせか」企画はまたもや館を飛び出し、茨城県土浦市まで遠征してきました。

「この世界の片隅に」を公開から途切れず連続上映している映画館、土浦セントラルシネマズさんで上映を観た後、物語とつながりのある海軍航空隊ゆかりの地や、地元の方しか知らないまちの見どころを見て歩く見学ツアーです。
案内して下さったのは、博物館の友の会会員で土浦市在住の蓮子さん。
長年館でのボランティアを務めて下さっています。

2.JPG

映画をもう何度も観た方も、まだ観てない方も…朝9時半集合。
この日の参加者は、なんと北は新潟から南は沖縄まで!!
まずはゆっくり2時間作品にひたって、ロビーで開催中の、おなじみ水口さん始め皆さんのファンアート展も見学。
この日は監督のスペシャルメッセージや新作の予告映像の上映もありました。

3.JPG

セントラルさんの前からもう物語は始まっています。
かつて川が流れていた道。

4.JPG

まちの話を聞きながら歩いたところで、土浦城址である亀城公園の目の前にある古民家カフェの「城藤茶店」さんに到着。
築80年以上の元海軍士官の住宅だった建物です。

5.JPG

名物のおいしいカレーと地元焙煎のコーヒー、そしてこれまた航空隊ゆかりの“航空パン”をおやつにいただき、店主の工藤祐治さんにお話を伺いました。
工藤さんは、近くでもう一棟古い建物をリノベーションし、様々なコミニュティづくりにも取り組んでいる方です。

5,5.JPG

今回は、映画をきっかけにまちの歴史を古い写真や聞き取りから掘り起こし、ゆかりの地をつないだマップを中心とした「かめのこジャーナル」を自費で発行されました。
蓮子さんもその調査隊のメンバーのお一人です。

6.JPG

土浦は10月に開催される大きな花火大会でも有名ですが、今回一番遠方からの方へということで、沖縄からご参加の方へ花火手ぬぐいのプレゼントもありました!
他にも関連する古い本の資料を見せていただいたり、皆でお話がはずんだりしたのですが、名残惜しくカフェを出発。

7.JPG


8.JPG

目の前の亀城公園の中にある土浦市立博物館さんの企画展へ。

9.JPG

現在開催中の「町の記憶」展は、かつて“空都”と呼ばれた海軍航空隊の町に生きた人々の生活と戦争を取り上げる企画展。
ここで副館長さんや学芸員さんのお話を伺いながら見学しました。

10.JPG
西口学芸員さんには周辺の戦跡のお話も。

11.JPG

そして、古い町並みや蔵が残るメインストリートへ。
今でも雰囲気のあるまちなのですが、実はこれでも東日本大震災の時に受けた被害が大きく、修復が叶わず泣く泣く壊してしまった建物も多いとのことでした。

12.JPG

今回、その中でひときわ立派な矢口家住宅の中を特別に見学させていただき、ご当主のお話を伺うことができました。
(普段は非公開)
イラストレーターである娘さんの矢口さんも見学会に同行して下さっていました。

13.JPG

震災で受けた甚大な被害の修復がようやく終わったものの、家の維持と活用にはご苦労が多いとのこと。
博物館のように小さな住宅ですら維持にはなかなかの覚悟がいりますから、これだけのお屋敷なら尚更と思います。
なんとか活用していかれるよう願ってやみません。

14.JPG

同じ町並みの中にある、土浦に飛来した飛行船ツェッペリン号の資料館へ。

15.JPG

海軍指定食堂だった食堂や看板建築なども残るまちなのでした。

この後JR土浦駅に戻り、市役所の屋上から霞ヶ浦を一望して一同解散となったのですが、見どころはそれだけでは収まらず、時間のある方で、ギャラリーも併設する駅直結の図書館や、掘り出し物が見つかる古書倶楽部などもご紹介いただきました。
「せっかく遠くから観に来る方に、映画にまつわるまちの面白さを伝えたい」と、聞き取りと調査を重ねて企画して下さった今回のツアー。
終わった後では、全く違う視点でまちが見えてきました。

映画館を出たら、ぜひまちへ!
空都の片隅を味わっていただければと思います。
(こ)
posted by showanokurashi-blog at 03:59| Comment(0) | イベント報告