2018年11月10日

特別展・映画「この世界の片隅に」〜すずさんのおうち展、開幕!

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今年度のメイン展示、特別展・映画「この世界の片隅に」〜すずさんのおうち展が始まりました。
片渕須直監督と浦谷千恵監督補が、博物館の体験講座に参加されたり、館長製作のドキュメンタリー映画「昭和の家事」をご覧になって映画製作の参考にして下さったことから実現した特別展です。


原画展示会場 サイズ小.jpg

監督参考資料・スケッチ サイズ小.jpg

原画展示の方では、生活風景が描かれているシーンを中心とした複製原画と、浦谷さんの精細なスケッチや監督が製作の参考にされた資料類をご紹介。
そして一番のみどころは、お二人が体験された館の講座「昭和くらしの学校」をテーマとして描き下ろして下さった“すずさんの”くらしの学校の水彩画全12点です。

裁縫の様子と茶の間  サイズ小.jpg

食事の再現(楠公飯) サイズ小.jpg

登場人物衣装 サイズ小.jpg

土間の様子 サイズ小.jpg

再現展示の方では、お茶の間、台所、お座敷にて、道具類を中心に映画の世界を表現しています。
今回、博物館となった小泉家ではこれまでの増改築で失われていた土間も小さく復元しました。

初週から京都や新潟など遠くからの映画ファンもお越し下さり、楽しんで下さっていますが、昨日はなんと早速に、映画の舞台となった広島県呉市の新治市長さんが訪ねて来て下さいました!!

小泉館長は、呉市とは市内にある「入船山記念館」(旧呉鎮守府司令長官官舎(国重要文化財))の修復の際に中の家具とインテリアの室内復元を行ったご縁があります。

http://irifuneyama.com/

そのお話をしたところ、市長さんは「入船山記念館はとても好きな場所で、名刺でも紹介しています。」とのこと。映画もとても応援しておられ、お忙しい仕事の合間を縫って熱心に見て下さっていました。
開始早々の嬉しいお客様でした。

呉市長サイズ小.jpg

お庭では、すずさんのくらした世界を実際に体感できる展示や体験コーナーもあります。

庭の洗濯と海苔干しの様子 サイズ小.jpg


映画のように、今回の特別展も、片渕監督はじめ多くの方の協力で完成しました。
こちらも改めて深く御礼申し上げます。

小泉家と、山口家(2階で企画展「昭和の子ども展ー山口さんちの子供部屋」も続行中です!)と、北條家と。
小さなおうちに、3つのおうちがひしめきあっている“すずさんのおうち展”に、皆さまぜひ遊びに来て下さい。
(こ)

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2018年01月14日

「お正月のきもの」1/21(日)までです

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現在着物コーナーでは「お正月のきもの」を展示中です。

いつもは季節ごとの普段着をご紹介しているのですが、お正月は晴れ着です。
今回のメインは、昭和35年の成人式に着たという小振袖。
今の大振り袖が主流となる前の袖の短いもので、昨年寄贈していただいたばかりのものです。(後ろのものは中振袖)
ボランティアさんが帯まで美しく着付けて下さいました。

産着、七五三、十三参り、成人式などの祝い着は、節目の歳まで元気に育ってくれたことへの感謝とこれからの幸への願いを込めて祖父母や両親が子に贈るもの。
不心得な一企業のせいで成人式に予定していた晴れ着が着られない方が続出したというニュースを耳にするたびに胸が痛みますが、単なるおしゃれや着飾るためのものとは違うのですよね。
スフ(ステープル・ファイバー)という質の良くない化学繊維でつくった戦後すぐのお宮参りの着物をいただいたことがありますが、物資が不足していた中でも、産まれたばかりの子どもを祝い着で包んでやりたいという気持ちのこもった着物だとお聞きしました。
やはり着物とは特別な思いのこもったものだと、館の様々な資料を見ているだけでもつくづく感じます。

振袖帯.jpg

「お正月のきもの」の展示は、1/21(日)までです。
ぜひおうちの着物も見直してみてくださいね。
(こ)
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2017年11月23日

高野文子展 11月の最終週!

柿サイズ小.jpg


寒さも本番になってきた11月末、赤い贈り物を色々いただきました。
干し柿は、昨年も作って下さった裂き織り作家の渡部道子さんから。
トウガラシは、青森のKさんから。
あちらでも藁で編んだ昔ながらのトウガラシは珍しくなってしまったそうで、わざわざ朝市などで探して、毎年送って下さっています。
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赤いものがたくさんズラリとぶら下がっていると、寒い中元気をもらえますね。

さて、高野文子さんの「昭和のこども原画展」も、いよいよ11月の最終週となりました!
12月24日(日)までの開催とはいえ、開館日は金・土・日祝日のみなのと、12月の最終月に入ると非常に混み合うことが予想されます。
ゆっくりご覧になりたい方はぜひ11月中にどうぞ!
「もう一度見たくて」と二度来て下さる方もいらっしゃいます。

原画展の見どころは、もちろん原画そのものなのですが…。

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お裁縫上手な高野さんは、原画の額装も古いきれを使ってご自分でなさっています。

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企画展の「山口さんちの子ども部屋」では、カーテンや座布団も高野さんの手作り作品。
こんなところもあわせて楽しんでくださいね。(こ)

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