2017年08月26日

明日27(日)は夏の最終日!「小泉家に残る戦争」展/トーク/「パンと昭和」展

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モーレツな暑さの夏が戻ってきたと思ったら、もう8月の最終週。
明日27日(日)は当館でも色々最終日を迎えます。

今回企画展の中でも一番の人気を誇った「パンと昭和」展。
いよいよ明日が最終日となります。

また、特別展関連トーク「その時、小泉家は」も明日が最終回です。
小泉家三女の紀子さんによる、戦時中の厳しいながらもわかりやすく楽しいお話に、第1回も満員御礼でした。
戦争直後のパンの試食も毎回人気です。
第1回のトークの様子を参加者の方が丁寧にレポートして下さったので、下記にご紹介しますね。

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前回の戦時中の電極式パン焼き実験も大好評でした!
大学生の実習生たちもガイドや展示など頑張っていました!
館長の新刊本『くらしの昭和史』も発売されました!
色々あった夏ですが、こちらはいずれ詳しくまた…。

明後日月曜日からは展示替えに入るため、しばらくお休みします。
(9月8日(金)より開館)
泣いても笑っても、明日がイロイロ見納め。
どうぞお待ちしております。
(こ)


■特別展トークイベント「その時、小泉家は」
 今年も終戦記念日の近づいた8月11日、東京都大田区の「昭和のくらし博物館」において開催されている特別展「小泉家に残る戦争展」の一環として戦中・戦後の体験談を語るトークイベント「その時、小泉家は」が開催された。語り手は小倉紀子氏。「昭和のくらし博物館」館長小泉和子氏の姉妹で博物館の本館となっている建物で実際に生活されていた小泉家の三女であられる。 
 当日は曇り空、やや小雨も降る天候ながら、14時の開始直後には会場となった館内の談話室はほぼ満席、その後も参加者は増え続けて最後には縁側まで参加者で一杯の状態と
なった。ふと目に付いた縁台に置かれた蚊取り豚が、建物の雰囲気とマッチして何とも懐かしげな雰囲気を醸し出している。
 戦中・戦後の話となるとややもすれば暗い雰囲気になりがちだが、語り手紀子氏の温和で気さくな雰囲気とユーモアのある語り口もあってイベントは終始和やかな雰囲気の中で進行した。語り手と参加者の距離が非常に近いこともあり、参加者の方からも自身の話が出るなどしており興味深かった。
  しかし、話の内容はやはり穏やかなものばかりではなかった。日米開戦以前の歴史や子供達の疎開先での出来事、前線で戦った方々の話なども交えて語られたご自身の強制疎開や横浜大空襲、バラックの様な住まいを経て戦後現在の博物館となっている家が建つまでの出来事はまさに激動であった。元の家のあった小石川から横浜まで大八車を押して疎開したという話や、戦後街で見た同世代の戦争孤児達の話などは現代を生きる我々には中々想像し難い光景ではないだろうか。
 また、イベント中には戦後生産されたパン焼き器を使って焼かれたパンが振る舞われた。このパン焼き器は戦闘機の材料であったジュラルミンを再利用して作られたものだという。肝心のパンは黒糖(かりんとう)風味のものとプレーンタイプの二種類で中々美味しかった。しかし、これは当時の味とは異なるそうで、原料が現代のものは(当時と比べて)良すぎるため、どんなに不味く作ろうとも当時のものほどにはならないのだそうだ。
 貴重な体験談にパンの試食など中々に興味深いトークイベントであったと思う。このトークイベント「その時、小泉家は」は今月27日にも同じ時間帯で開催される予定である。予約不要、参加費も入館料のみということで参加もし易くなっている。この機に当時の体験談を聞き、そして自分の家族の体験についても調べる機会を設けてみては如何だろうか。
(鈴木)
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2017年08月13日

8/20(日) 特別展 パン焼き実験&米炊き実験やります!

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8/20(日) 午後2:00〜3:30、特別展関連イベントとして「戦時中のパン焼き実験」をやります。

戦局が悪化し食料が不足する中、各家庭で焼いていたのが、代用品としてのパンでした。
戦争中にパン!?と思われる方も多いでしょう。
いったいどんなものだったのか。おいしかったのか、おいしくなかったのか。
皆で再現実験してみましょう!

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今回実験を担当していただくのは、神奈川大学の青木孝先生です。
戦時中、それぞれに試行錯誤して機械から手作りしていた電極式パンを科学の目で解き明かします。
そして今回はパン焼きだけでなく、電極式でご飯を炊く実験もしていただきます!
戦後の炊飯器開発の元となった、電極式炊飯器。
熱い情熱を持ちながらクールに実験を遂行されることでファンの多い青木先生ですが、今回調査していかれる中で明らかになった様々なことについてもお話してくださいます。

戦時中のくらしやパンのこと。
忘れられかかっている、72年前のくらしの細部を科学の目でもう一度掘り起こしてみましょう。

参加費は入館料のみ。
会場は、当館から徒歩1分の鵜の木特別出張所です。
会期終了がせまる特別展「小泉家に残る戦争」展、企画展「パンと昭和」展とあわせてぜひご参加をお待ちしております!
(いずれも8/27(日)まで)

お子さんでもご参加できます。
夏の自由研究にもどうぞ!
(こ)
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2017年08月05日

夏の特別展始まりました&「週刊新潮」掲載です

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8月に入り、今週から夏の特別展「小泉家に残る戦争」展が始まりました。
普段は戦後のくらしの様子を紹介しているのですが、8月の一か月間は、お茶の間、座敷、談話室など、
館内全てを使って“戦争中のくらし”を再現しています。

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爆風で割れて飛び散らないように窓ガラスに紙テープを貼りめぐらせたり、
爆撃に狙われないように灯りに黒い布を被せたり。
展示の準備をしているだけのはずなのに、まるで戦時中を追体験している気持ちになりました。
今年は戦後72年。
あの暗い時代に戻らないために、新たな“戦前”の時代に逆戻りしないために、
じっくり見ていただきたい夏のお茶の間です。

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ちょうど特別展開催と同時に雑誌「週刊新潮」8月10日号にて、館長の取材記事が載りました。
76ページの「掲示版」というコーナーで、「戦時中の代用品について調べているので、その情報をぜひ!」
というコメントが。
書店で見かけられたらぜひお手に取ってみて下さい。(こ)

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子供のこんな可愛らしい着物にも戦争の影が。
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2017年08月02日

昭和の夏フェス!?

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このお盆も大勢の方、遠方からの方々でにぎわっています。

7月最後の日曜日は、“お茶の間アイリッシュコンサート”で盛り上がりました。
ゆったり響くアイリッシュフィドルの音色。
座布団と、浴衣と、蚊取り線香の香りと、不思議なくらいしっとりなじんでいました。

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休憩時間にはこの通り、スイカと駄菓子とラムネで一服。
子どもたちや、一般来館者の方、外国からの方も大喜び。
「昭和の夏フェスですね!」
と皆さんで楽しんでおられました。

宣伝不足であまり知られていないのですが、博物館の談話室とミニギャラリーとお庭は借りていただくこともできるんです。
ここを使って楽しい空間を作りたい方、ぜひご相談下さいね。
9月にも一般参加OKの、歌と紙芝居という楽しい企画の予約が入っていますので、来館者の方もどうぞお楽しみに!

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そして、夏といえば浴衣ですね。
花火だけでは着たりない方、どうぞ浴衣で博物館にも遊びにいらっしゃってください。
皆さんとても素敵でした!
(こ)
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2017年07月29日

明日30日(日)“夏のお茶の間”博物館とアイリッシュコンサート

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久々に、ドシャ降りに降りこめられた博物館です。
こんな時はもしやと思って庭に出てみると…やっぱり!博物館在住のガマ君が嬉しそうに闊歩していました。
昔は夏には夕立が来て、すーっと涼しくなった日も多かったのですが、最近は夕立というよりゲリラ豪雨ですね。

さて、明日はこんなお庭にどんな音色が流れるのでしょうか。
明日は談話室にて、アイリッシュフィドルとギターのコンサートがあります。

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「お茶の間アイリッシュ」3:00〜5:00 参加費2,000円
アイルランドのお話も交えながらゆったりと。
縁側でスイカのお楽しみ付きです。
関心のある方は、ぜひこちらまでどうぞ!

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そして、“夏のくらし”のお茶の間がご覧いただけるのも明日30日(日)まで。
8月4日(金)からは、館内全体を使って特別展“小泉家に残る戦争”展となります。
7月最後の博物館をどうぞお楽しみ下さい。

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